地区別進学説明会10月22日(月)~25日(木)
10月22日(月)~25日(木)に地区別進学説明会が、玉島市民交流センター、倉敷公民館、笠岡市民会館、鴨方高校の4会場で開かれました。中学生と保護者の方々をお迎えして、来年度変更となる系列・モデルについての説明をさせていただきました。お忙しい中、御参加くださりありがとうございました。

校長挨拶
本日は、夕方の、大変お忙しい中、家族での団らんもおありだったかと思いますが、貴重な時間帯を割いていたたき、本校の、初めての学校説明会にお越しいただきまして、心から感謝いたします。
鴨方高校は、全日制の総合学科の高等学校です。
現在、生徒の様々な興味や関心、様々な進路希望に対応するために、数多くの授業の講座を設けて、幅幅広い選択科目の中から、カリキュラムを組むことができるようにしている学校でございます。
このことから、本校は、進学や就職に向けた普通科系の選択科目や音・美・書などの芸術系の選択科目、介護・食物・保育などの家庭科系の選択科目、簿記会計・情報などの商業系の選択科目などを設定し、色々な生徒の進路希望や、各生徒の学習レベルなどの、各層を受け入れることが可能となっており、これこそが総合学科の魅力となっているところでございます。
さて、ここで、進路の話とは離れますが、本校で、9月下旬から10月にかけて行われました、「鴨高祭」という学園祭の、文化の部と体育の部について、お話しさせていただこうと思います。
中学校でも行われていることかと思いますが、1年生から3年生までの4つの縦割りのチームブロックが、精一杯のパフォーマンスを披露してくれました。フィナーレでの表彰式では、様々な部門の表彰がありますが、各ブロックが、何らかの部門でそれぞれ1位に輝きました。最後に成績発表を行いますが、ほとんどの生徒が『涙』を流すのです。この光景は、保護者の方をはじめ、教職員など、見るものに感動を与えるものがありました。
これは、生徒個々人が「鴨高祭の成功」という目標に向けて、一生懸命に取り組んできたからこその姿でした。
準備段階で、色々なことがあったけれど、「やれば出来る」という成功体験が、心の底からの『感激の涙』となって現れたと思っています。
この経験こそが、今後、社会に出て、様々な苦労を乗り越えていく「力」になると、私は信じています。
本校の多くの子どもたちが、小学校、中学校で、あまりリーダー経験のない中で、鴨方高校での学校生活の様々な活動において、それぞれの「力に合った目標」を持ち、あがきながら、苦悩しながらも、その頑張りが、地域の方々や教職員などから評価され、充実感を味わう経験の出来る学校が、鴨方高校なのです。
きっと、鴨高祭においても、それぞれのリーダーを体験した生徒達は、人生の中でも大きな成長につながり、また、一緒に努力した仲間は、「感動」を分かち合えるとともに、「心の成長」の足がかりとなっていくでしょう。
私は、この4月から赴任していますが、初めての鴨高祭で、このようなフィナーレを目の当たりにすることで、子どもたちを誇りに思うと同時に、感謝したいと思っています。
こうしたことから、私たち教職員は、子ども達が、将来の進路に向けた取り組みを行う中で、各生徒に何らかのモチベーションを高めるきっかけづくりを工夫し、子どもたちに何かに向けて取り組もうとする「やる気」を育てていきたいと考えています。そこから何かに向けての「意欲」が育ち、本校の掲げる「自分の生き方は自分で決める」意識を持った人に成長してくれるものと思っています。
さて、本校は、先日の新聞発表にもありましたとおり、来年度から定員が、160名から120名となります。
また、後ほど詳しく説明をさせていただきますが、定員減に伴い、総合学科の中を、発展的に、より分かりやすい「系列」、「モデル」に改変をすることといたしました。ご確認いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、来年の春、たくさんのお子さまの、すてきな笑顔に出会えますように、また、お迎えできますようにとお祈りし、期待をしながら、私の挨拶とさせていただきます。
