校長挨拶 1学期 始業式

平成30年4月9日(月)1学期 始業式

式辞

皆さんおはようございます。
校庭の木々も草花も、皆さんを待ちかねていたように芽を吹いているのに気がつきましたか。草や木にとっても4月は心躍る春なのです。皆さんにとっても、希望に満ちた春なのです。
始業式を迎え、新しい年度が始まるときには、みんな「よーし今年こそは」、「心機一転頑張るぞ」「こんなことをやってみたい」なんて誰もが心の底で思っているのではないではないかと思っています。みんな口には出さないまでも、密かに「頑張ろう!」という気持ちで今この場にいるのではないかと思っています。
新学期っていうのは、心を新たにして、これから一年の学校生活をどのように過ごすかを考えて、腹を据えて、覚悟して、動き出そうとする時なのです。その動き出す時こそ、皆さんにとって大切な場面なのです。
「何をしたらいいんだろう」「どうすればいいんだろう」「私に何ができるんだろう」なんて思っている人もいるかもしれません。そんな時、きっと鴨方高校の先生方は、みんなに声をかけてくれることでしょう。先生達は、みんなに学校の中で生き生き活動してほしいと全員思っています。だから、声をかけられたときにはみんなの思いを伝えてみてください。きっと何かが見えてくるかと思います。
けれど、そこから、動き出すには、一歩を踏み出すのには、勇気が必要なのです。そうはいってもその一歩を踏み出す勇気を出すのは大変なことです。でもね、大きな勇気は必要ありません。小さな小さな勇気でかまいません。その小さな勇気を心に持っておいてください。そうすると、きっと生徒の皆さん一人一人の周りにいる先生やお友達などがきっとまた、「頑張れよ」って背中を押してくれることがあるでしょう。
皆さんそれぞれが昨年を振り返ってみて、これまでの勉強やスポーツなど、どうだったか考えることがあったでしょう。満足できるものだったのか、思うようにいかなかったのか、はたまたいろいろ失敗してしまったのかなどいろいろでしょう。反省していることも多いのではないかと思いますが、だからこそ、年度のはじめの「今」、「よーし今年こそは」という気持ちや熱意を持つことが大切なのです。新学期に当たり、自分を変えていこうとする気持ちを大切にし、この一年間を皆さん一人一人が持つ善いところやあふれるエネルギーが十分に発揮されることを期待しています。
先生方も、皆さん一人一人にしっかりと声かけをしていきます。みんなが母校となるこの鴨方高校の活動の中で、「きらり」と輝けるようしっかりと応援していきたいと思いますのでともに頑張りましょう。

新任式