校長挨拶 1学期終業式

平成30年7月19日(木) 1学期終業式

式辞
皆さんおはようございます。
このたびの7月豪雨により、被害に遭われたすべての皆さまへ心より、お悔やみ、お見舞い申し上げます。岡山県内で大きな被害が出ており、避難生活を余儀なくされている方など、改めてお見舞い申し上げます。
4月の始業式の日に、「新しい年度が始まるときには、みんな口には出さないまでも、密かに『頑張ろう!』という気持ちで新学期を迎えたことでしょう」との話をしましたが覚えていますか。
その後、1学期を終え、今を迎えています。いかがでしょうか。自分に納得がいく学校生活が送れたでしょうか。振り返ってみてください。
ここが大切なところです。人間ですから、「目標どおりに頑張れた」と、うまいことできる時もあれば、「頑張っているんだけど、なかなか思うように行かない。また、あんな行動や言葉で、その場を過ごしてしまうつもりはなかったけれど、言いたくないことを言ってしまった」など、みんなそれぞれ違った1学期を過ごしているのではないかと思います。いろいろあって当然だろうと思います。
でも、そんな時、自分の頑張ろうとする気持ちを邪魔するような言葉や行動に、自分で嫌気がさしていることがあるならば、今、ここで振り返り自分の納得のいく言葉や行動に戻っていくように、少しの勇気を持って、一歩ずつ、これからでも変わっていこうとすることこそが、大切なのではないかと思います。私は、きっと、その力が、みんなにはあると信じています。頑張りましょう。
実は、一年生の生徒で、JR鴨方駅の周りのペットボトルやカンが転がっているのが、感じ悪いと思って、雨の日にカバンなどがぬれないように持ってきていたビニール袋にペットボトルやカンを拾い集めてくれた生徒がいます。そんな勇気のある生徒が、鴨方高校にいてくれることがとても嬉しくなりました。
さて、これから夏休みに入ります。それぞれの高校生の夏を、何か「具体的な目標」を持って、精一杯活動してください。鴨高祭の準備、検定の合格に向けて、進学・就職に向けての準備、部活動など。ただ、高校生の夏です。いろいろなことに興味が出てきます。あれもしてみたい、これも体験してみたいなど。しかし、今の時期は、大人になる前の段階ですから、興味の出てくる行動は、あなた自身の人生を大きく変えることにつながるようなこともたくさんあります。だからこそ、それぞれの行動に「責任ある行動」をとらなければ、とんでもないことになることもあるわけです。
エンジンのついている車、男女交際、異性との交流など、興味のわいてくることは、一杯あります。しかし、それぞれが、軽はずみな、無責任な行動をとることで、一生を自分の思い描いた人生とは違った方向に向けてしまうようなことだってあるわけです。
だからこそ、自分の人生を大切に生きるためにも、鴨方高校生であることを心に留めて、自分の行動には、是非とも先を見据えた、責任ある行動をとってもらいたいと強く思っています。
この夏、皆さん一人一人が持つ良いところやあふれるエネルギーを、一人一人の目標を見定めて十分に発揮され、充実した夏休みとなることを期待しています。
先生方も、皆さん一人一人が、「きらり」と輝けるよう、しっかりと応援していきたいと思っていますので頑張ってください。

表彰伝達