9月1日2学期始業式が行われました。1学期に様々な検定に取り組み、合格した生徒の表彰披露、その後始業式が行われ、2学期がスタートしました。
今回も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ビデオチャットアプリを使用した遠隔始業式となりました。次に、表彰伝達式の内容と校長式辞を掲載いたします。
表彰内容
全国商業高等学校協会主催 令和3年度第92回 簿記実務検定試験 1級原価計算部門、3級合格
全国商業高等学校協会主催 令和3年度 第142回 珠算・電卓実務検定試験 1級電卓、1級電卓(普通計算部門)合格 2級電卓、2級電卓(ビジネス計算部門)合格 3級電卓(普通計算部門)合格
全国商業高等学校協会主催第66回ビジネス文書実務検定試験 1級速度部門合格 2級、2級ビジネス文書部門、2級速度部門合格 3級、3級ビジネス文書部門、3級速度部門合格
全国商業高等学校協会主催 令和3年度第9回ビジネスコミュニケーション検定試験合格
公益財団法人 日本数学検定協会 第373回 実用数学検定 準2級合格 3級合格 3級計算技能検定合格
令和3年度 第53回 全国高等学校家庭科食物調理技術検定3級合格、4級合格
令和3年度 第41回 全国高等学校家庭科保育技術検定3級合格、4級合格
校長式辞
おはようございます。夏休みの間どのように過ごしていたでしょうか。
何といっても、この夏休み中には、世界最大のイベント、オリンピックが東京で開催されました。日本人選手の活躍には目を見張るものがあり、日本を感動の渦に包んでくれました。色々な選手が活躍する中で、私が印象に残っていることは、出場した選手の多くがインタビューで「感謝」ということを口にしていたことです。「周囲の人の助けがあってからこそ、ここまで来れた。」という言葉が大変多くありました。選手たちは、今まで挫折を味わいながら頑張ってきた人がほとんどです。人間は、失敗や思うようにいかないことを他人のせいにしがちです。でも、その瞬間に、努力をしなくなり、さぼるようになるのではないでしょうか。それを乗り越えたからこそ、オリンピック選手となって活躍できたのだと感じました。「うまくいかないことを人のせいにして努力を怠るのではなく、周囲の人の厳しい言葉にも耳を傾け、感謝をもって努力を続けた人が成功を収める。」ということを語ってくれていると感じました。皆さんも、このことを心に刻んで、今後の人生を歩んでほしいです。2学期には「鴨高祭」を初めとする大きな行事がたくさん予定されています。できることを精いっぱいやってください。そして、オリンピックにも負けない感動と、オリンピック選手にも負けない生徒の皆さんの成長を手に入れましょう。
次に、1学期終業式の時に「授業を大切にする」ことを2学期以降も特に重点目標とすることを話しました。夏休みの宿題としていたアンケート調査で、「授業を大切にする」ことが「できた」「だいたいできた」と答えた人は約82%となりました。反対に、約18%の人は、まだ、「授業を大切にしている」と感じていないようです。そこで、「授業を大切にする」人を100%に近付けるために、何か「しかけ」をつくりたいと話していたと思います。その「しかけ」とは、
『2学期、一番「授業を大切にできた」クラスを表彰する。』
ということです。このカップを準備しました。非常勤講師を含めた先生方全員が審査員です。2学期末、クラスが表彰されるよう各自が自覚をもって、各クラス競い合って、授業を大切にしましょう。
次に、3年生の皆さん、いよいよ就職や進学の試験が間近に迫ってきました。現在、内定や合格に向けて日々努力をしてくれていると思います。しかしながら、就職内定や進学の合格が最終的な目標ではないと思います。最終的な目標は「幸せに生きる」ということだと私は考えています。「幸せに生きる」ために、自分の希望するところへ就職したり、進学したりするのではないでしょうか。内定や合格を勝ち取るために努力をすることはもちろんですが、その後も「幸せに生きる」ために努力を続けてください。1・2年生の皆さん、就職や進学は、まだ先のように思いがちですが、高校3年間はあっという間に過ぎます。自分の夢を達成できるよう、あるいは、自分の夢が持てるよう授業や授業以外の活動、様々なキャリア教育にも積極的に取り組みましょう。
最後に、新型コロナウイルス感染症について、岡山県でも、再び感染者が増加し、「非常事態宣言」が発令されています。現在も、とても慎重な行動が要求されています。2学期には、様々な行事が控えていますが、感染症対策を適用しながら取り組んでいきますので、皆さんも、「マスクの着用」「食事をとるときには話さない」「3密を避ける」「手洗い・うがいの励行」「朝、検温をして登校する」など、できることを着実にやりながら、学校生活を送りましょう。
それでは、この2学期、生徒の皆さんが、活躍し、成長することを期待して、始業式の式辞といたします。