4月21日(水)、美術部の部活動体験でフェイクスイーツを制作しました。フェイクスイーツとは『にせもののお菓子』という意味です。今回は合成樹脂でクッキーを型取りして、アクリル絵の具で着色をしました。参加したみんなも、本物そっくりの出来上がりに驚きながら、大変満足した様子でした。
第49回高校生対象デザイン・マンガコンクール 入賞
第49回高校生デザイン・マンガコンクール(主催:学校法人大原学園)に応募した本校デザインイラスト系列3年生2名の作品が『入賞』に選ばれました。今年度も様々なコンクールや作品展に応募や出品をしていきますので、ご期待ください。
令和3年度入学式が本校体育館にて挙行されました
今年度は26期生85名が、鴨方高校の新たな仲間に加わりました。それぞれの決意や目標を胸に抱き、鴨高生としての一歩を踏み出しました。勉強のみならず、部活動やボランティア活動など様々なことに積極的に挑戦し、学んでいく中で、社会に出る上で必要な力を伸ばしてほしいと思います。

校長式辞
校門の桜の花も暖かい春風に舞い、万物に精気がみなぎる今日の良き日、新型コロナウイルス感染症の対策を取りながらではございますが、保護者の皆様の御理解と御協力のもと、多数の御臨席を賜り、ここに、八十五名の新入生を迎え、令和三年度岡山県立鴨方高等学校入学式を挙行できますことは、本校教職員にとりましても、この上ない喜びであり、心からお礼申し上げます。
ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 そして、今日まで、新入生を様々な面で支えてこられた保護者の皆様に、心からお祝い申し上げます。
本校は、明治四十一年に創立された観生女学校に始まり、教育熱心なこの鴨方の地で、創立百十四年を迎えた伝統ある高等学校です。二万二千人を超える卒業生の方々は、地元浅口市はもちろん、全国各地で活躍しておられます。新入生の皆さんは、そうした歴史と伝統に輝く本校に入学したことを誇りに思い、鴨方高校生としての自覚を持ち、限りない可能性を求めて、若い情熱と意欲を燃やしてください。皆さんは九カ年の義務教育を終えて、今日から、高等学校という新しいステージに立ちました。本日この場に出席できた喜びは、皆さん一人一人の努力の成果であることは間違いありません。しかしながら、これまで皆さんを支えてこられたご家族の方々や、小・中学校の先生方、地域の皆様、友人などの多くの支えがあったことを忘れてはならないと思います。感謝の気持ちを持って高校生活の第一歩を進めていただきたいと思います。
本校に入学して、新たな舞台で、心機一転、学びを深めていきたいと考えている人もいることでしょう。鴨方高校では、皆さんの今の「学ぶ意欲」や「やる気」を失わないように、総合学科の特長を生かし、生徒一人一人を大切にした、きめ細かい指導を行っていきます。
これから三年間の過ごし方で、皆さんの人生が変わると言っても過言ではありません。すべての人に平等に与えられているこの三年間という時間を、どのように過ごすかで大きく差がつきます。
ドイツのブンデスリーガで三十七歳になった今でも活躍しているサッカーの長谷部誠選手が、 『待っていたら誰も声なんてかけてくれない。自分の未来は自分の力で勝ち取るもんだ。』と言っています。つまり、じっとしていて、周囲の誰かが、自分を何とかしてくれるのを待つのではなく、自分が積極的に様々なことに取り組むことによって、何かができるようになり、将来の夢をつかむことができるとおっしゃっているのだと思います。高等学校というところはまさにそういう場所だと思います。 新入生の皆さんが、素晴らしい施設・設備、立地条件の鴨方高校で、前向きに一生懸命活動し、三年後の卒業を迎えたとき、自分は鴨方高校に来て、「このような事を精一杯頑張ったんだ」と言える学校生活を送っていただきたいと願っています。
結びに、保護者の皆様、本日からお預かりしましたお子様が、本校のスローガンである「自分の生き方は、自分で決める」ということができる人間力をつけられるよう、教職員一同、全力を尽くす所存でございますが、学校と家庭との互いの理解、協力があってこそ成果が上がるものと考えております。そのためには、学校行事やPTA活動などの取り組みに積極的にご参加いただくとともに、日々の密なる連携を、是非ともお願いしたいと思います。今後とも本校の教育方針に深くご理解を賜り、お子様の成長、飛躍のために、一層のご支援、ご協力をいただきますようよろしくお願いします。 入学式にあたり、本日入学された生徒の皆さんが、本校で大きく成長し、地域社会に貢献できる人材として育つことを祈念し、式辞といたします。
令和三年四月九日
岡山県立鴨方高等学校長
三 村 雅 則
令和3年度 着任式・新任式・1学期始業式が行われました
4月8日、感染症対策を十分に行った体育館で、令和3年度の着任式・新任式・1学期始業式が行われました。新しい教職員を迎え、新体制での新年度の始まりです。校長先生からは、魅力ある鴨方高校にするために3つのことをお話してくださいました。生徒のみなさんは、それぞれ高い目標を掲げ、充実した高校生活となるように頑張りましょう。
校長式辞
私は、鴨方高校の将来について夢を見ることがあります。どういった夢かというと、「鴨方高校が山陽本線沿いの学校の中ですごい人気校になっていて、生徒が授業中も全員前向きに取り組んでいて、放課後も部・生徒会・委員会などで生き生きと活動している。」というものです。
本校の施設・設備・立地条件などは、岡山県下でもすべてが、かなりの良い条件の学校です。そうである以上、その夢は、まったく無理なものではないと考えられます。生徒の皆さんが、大人になって年をとった時、本当にそれが実現したときに、「あのとき校長が大変なことを言ったけど、その時、生徒と先生が力を合わせて頑張ったんよ。」なんて言えたら、これほど楽しいことはないとは思いませんか。このことを実現するためには、先生方だけが頑張ったのでは実現しません。生徒の皆さんの力が必要です。
そこで3つのことを私から話しておきたいと思います。
1つめは、授業を大切にすることです。高等学校へは、勉強をするために来ているはずです。いろいろなことが影響して、勉強に集中できない場面があるかと思いますが、もう少し我慢して、きちんと取り組んでみませんか。
一方、授業内容はよくわかっているけどそれ以上の努力をしようとしていない人、もう少し高い目標を持ちませんか。
人間は、できなかったことでも意識することによって少しずつできるようになり、習慣化することのできる動物です。
「鴨高生は授業を大切にする。」 頑張りましょう。
2つめは、学校でできる活動に積極的に取り組むことです。部活動でも生徒会活動でも委員会活動でもいいです。あるいは、ボランティア活動でもいいです。皆さんに「この1年、僕は、私は、勉強以外でも、これを頑張ったんだ。」というものを作ってほしいのです。高校生活の中に、一生懸命頑張ったということが一つだけでもいいので作って欲しいのです。
「鴨高生は授業以外の活動にも積極的に取り組む。」 頑張りましょう。
3つめは、将来の夢を持つということです。岡山県の教育委員会では「夢育」ということをこれから進めていく柱の一つとして掲げています。たとえ小さな「夢」でも自ら進んで「やってみたいな」「そうなりたいな」と思えることを見つけてほしいと思っています。そして、その夢を育みながら、挑戦していく経験を通して、意欲や自信などの「自分を高める力」をしっかりと養って欲しいと願っています。
「鴨高生は夢を持つ。」 頑張りましょう。
この3つのことが少しずつでもできるようになったら、皆さんは大人として成長したということになります。大人として成長するとまた新たな違ったレベルの課題や目標が見えてきます。そしてどんどん成長していって立派な社会人となった時、幸せな人生が歩めるようになるのです。3学期、3年生は卒業式、2年生は終業式で、必ずこのことを皆さんに問いかけます。その時ここにいる皆さん全員が成長していて、私をはじめ、先生方とともに「よく頑張ったなあ」と喜び合えることを願っています。 最後に、いよいよ3年生は自分の進路を決定する学年、2年生は中心となって学校で活動する学年となります。新型コロナウイルス感染症は、岡山県でもまだまだ終息には至っていません。皆さんが、充実した学校生活が送れるよう、自覚をもって行動し、健康に気をつけた日常生活を送ってくれることをお願いして、1学期始業式の式辞といたします。
3学期終業式と表彰伝達式が行われました
3月19日、3学期終業式、表彰伝達が行われました。1、2学期同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ビデオチャットアプリを使用した遠隔終業式となりました。
春休み中も、体調管理に十分留意し、決意新たに新年度を迎えましょう。元気で凛々しい姿のみなさんに会えることを楽しみにしています。次に、表彰伝達式の内容と校長式辞を掲載いたします。




表彰内容
高校生対象マンガコンクール キャラクターイラスト部門 入賞 佳良賞
吉備国際大学アニメーション文化学部 高校生イラストコンテスト
手描き部門 吉備国際大学学長賞
簿記実務検定試験 1級 原価計算部門合格
2級合格
3級合格
ビジネス文書実務検定 3級合格
3級ビジネス文書部門合格
3級速度部門合格
情報処理検定 2級ビジネス情報部門合格
日本漢字能力検定 準2級合格
実用数学検定 準2級 1次計算技能検定 合格
3級合格 実用英語技能検定 3級合格
準2級合格
リテラス論理言語力検定 2級合格
3級合格
準3級合格
多読賞 50冊
1年間皆勤賞
校長式辞
皆さん、おはようございます。 今年度を振り返ると、「新型コロナウイルス感染症対策」のため、学校が臨時休業となってしまったり、行事などが縮小されたりして、授業が計画通りには進まないこともありましたが、多くの皆さんが、学習や行事を意欲的に取り組んでくれたことや、先生方が現状をよく考えて、工夫された指導をしてくださったことで、みんなが元気で無事に今日の日を迎えることができました。 生徒の皆さんそれぞれの立場で、感染症対策をしっかりと行うとともに、学校での活動に精一杯取り組んだ一端が、先ほどの表彰伝達にもたくさん現れており、その頑張りを讃えたいと思いますし、感謝したいと思っています。 さて、これから春休みに入ります。 そこで、家庭での自由な時間が十分あるこの機に、次の三つのことを各自で考えたり、振り返ったりする時間としていただきたいと思います。 きっと、新年度が始まった時に、新たな気持ちで、より充実した日々を送ることができるのではないかと思います。 一つ目 新年度からの各自の目標を考えてみよう。 今までに思い浮かべた、将来の「夢」や「進路」を振り返り、それを実現させるためには、どんなことにこれから取り組めばよいのかを考えてみましょう。 二つ目 日々、「チャレンジしてみよう!」「やったらできた!」を増やす事を考えてみよう。 勇気を出して「チャレンジしてみて」、「よく分かった」「できた」などの喜びを体感できるよう、どんな姿勢で取り組めばそんな日々が過ごせるのかを考えてみましょう。 三つ目 普段の生活での過ごし方や言動を考えてみよう。 「自分のこと」や「周りの人達のことを」大切にするために、自分の「良いところ」「改めたら良いところ」を整理し、して良いことと、してはいけないこと、言って良いことと、言ってはいけないことの判断をして、納得できる「生き方」を考えてみましょう。 私は、皆さんの心の奥底にきっと秘めている、何かに向けて「頑張りたい」、何かに「取り組んでいきたい」という気持ちを大切にして欲しいと思っています。鴨方高校生全員がそれぞれの目標に向けて、勇気を出してチャレンジする生徒であって欲しいのです。 しかし、思春期真っ只中であり、「心」や「身体」が大きく成長する時で、人間関係などの初めてぶつかるような悩みや出来事の狭間の中、思い通りにいかないことも多いかと思います。しかし、人として成長していくには必要な時期であり、今の自分を本気で見つめ、考えることが課題や悩みの解決につながることでしょう。 今回の春休みの期間には、各自で今までの自分を振り返り、今後の自分の可能性を伸ばすことにつながるベースを作る期間となるような過ごし方をして欲しいと思っています。 健康に気をつけて、新年度には、一人一人が、より成長した鴨方高校生となっていることを期待しています。