3学期始業式

  1/7(火)、いよいよ各学年の仕上げとなる3学期が始まりました。 始業式に先立って表彰伝達式が行われ、次の優秀な成績を収めた生徒が表彰されました。

第62回 全国商業高等学校ビジネス文書実務検定

1級 速度部門  合格

2級 速度部門  合格

3級 ビジネス文書部門 合格

3級 速度部門  合格

    続く始業式では校長先生から、一人ひとりの「やる気」を全面に押し出していこうとお話がありました。まだまだ寒い日が続きます。体調管理に努めながら、この1年の良い締めくくりができる学期にしようと決意を新たにしました。

以下校長挨拶

 おはようございます。  きっと、皆さんは、充実した冬休みを過ごし、素晴らしい新年を迎えられたことと思います。  冬休みの間に、令和元年の良かったことや反省しなければいけない事を思い出しながら、令和2年を迎え、「今年は、こんな事をしてみようかな」「こんなことに、気をつけてみようかな」などと、想いを新たにしたことでしょう。  少しでもそのようなことを考えることができていれば、きっと、これからの学校生活が、さらに楽しく、生き活きと前向きに取り組めるのではないかと思います。  私は、2学期終業式に、皆さんに、各自で真剣に、「今の自分の行動で、納得しているのか」、「このままの自分でいいのか」などを考えることが大切ですよと、そして、鴨方高校生として、“通学している時の自分の姿”を、“教室での自分の姿”を、“休憩時間の自分の姿”を、“年上の方への言葉遣い”を、人から見られて、社会から見てどうなのかを常に考えて行動することが、これから社会に出て行く自分を成長させることにつながるだろうとお話ししました。  私たち人間というのは、今の自分を振り返らずに、放っておいてしまうと、「心」が何となく病気になってしまうようです。  その症状には、四つの症状があります。 一つには、「自惚れ」という症状です。「自分に力もないのに、実際以上に自分が優れていると思い込んで得意になっている」ような症状です。  二つ目には、「驕り」という症状です。「周りのことを考えず、いい気になってわがままなふるまいをする」ような症状です。  三つ目には、「マンネリ」という症状です。  「毎日同じような生活で変化や刺激がない」という症状です。  どうでしょう、皆さん思い当たることがありませんか。私にもあります。  そして、四つ目に今までの、「自惚れ」、「驕り」、「マンネリ」のベースとなっていると思われる、「甘え」という症状なのです。  高校生という時期は、子どもから大人へと成長する時です。小さな子どもの頃は、大人や周りの方々に「甘えて」育てていただくことも、成長過程の中では、とっても大切なことですが、これから大人の仲間入りをしようとする高校生にとっては、自分のことだけ考えて、周りのことが考えられていない「甘え」は、社会から受け入れていただけないことなのです。  だからこそ、高校生活において、周りの友達や先生、地域の方とのつながりの中で、様々な経験をし、その時々で、自分の行動の仕方や生き方を振り返り、反省をし、本気で自分の振る舞いを考えていくことが、成長につながるのです。  いよいよ、今年度も3学期を残すのみとなりました。  1・2年生は、一年間の集大成として、自分の進路のことを考えたり、検定、コンテスト、委員会活動、部活動などにじっくりと取り組んだりできる時です。  そして、3年生には、納得のいく卒業や、就職先、進学先での先を見据えた活動などの高校生活の最後を締めくくる頑張りを、さらに、最高学年としての誇りを見せてもらいたいと思っています。  そうすれば、きっと、今まで経験したことがない世界が見えてくるとともに、違った自分に出会えると思います。  あらためて、この3学期は、一人一人の「やる気」を前面に出し、高校生の学びの原点である、毎日の授業を大切にして、各自の目標に向けて、一歩を踏み出す「勇気」に、チャレンジしてみてください。頑張りましょう!!