令和2年度入学式が挙行されました。

  今年度は25期生98名が、鴨方高校の新たな仲間に加わりました。それぞれの決意や目標を胸に抱き、鴨高生としての一歩を踏み出しました。勉強のみならず、部活動やボランティア活動など様々なことに積極的に挑戦し、学んでいく中で、社会に出る上で必要な力を伸ばしてほしいと思います。

校長式辞

 校門の桜の花も暖かい春風に舞い、万物に精気がみなぎる今日の佳き日、新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念される中ではございますが、保護者の皆様の御理解と御協力のもと、多数の御臨席を賜り、ここに、98名の新入生を迎え、令和2年度岡山県立鴨方高等学校入学式を挙行できますことは、本校教職員にとりましても、この上ない喜びであり、心からお礼申し上げます。 

 ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 そして、今日まで、新入生を様々な面で支えてこられた保護者の皆様に、心からお祝い申し上げます。本校は、明治41年に創立された観生女学校に始まり、教育熱心なこの鴨方の地で、創立113年を迎えた伝統ある高等学校です。22,000を超える卒業生の方々は、地元浅口市はもちろん、全国各地で活躍しておられます。新入生の皆さんは、そうした歴史と伝統に輝く本校に入学したことを誇りに思い、鴨方高校生としての自覚を持ち、限りない可能性を求めて、若い情熱と意欲を燃やしてください。皆さんは9カ年の義務教育を終えて、今日から、高等学校という新しいステージに立ちました。本日この場に出席できた喜びは、皆さん一人一人の努力の成果であり、また、これまで皆さんを支えてこられたご家族の方々や、小・中学校の先生方、地域の皆様、友人などの多くの支えがあったことを忘れてはならないと思います。感謝の気持ちを持って高校生活の第一歩を進めていただきたいと思います。 

 本校に入学して、新たな舞台で、心機一転、学びを深めていきたいと考えている人もいることでしょう。鴨方高校では、皆さんの今の「学ぶ意欲」や「やる気」を失わないように、総合学科の特長を生かし、生徒一人一人を大切にした、きめ細かい指導を行っていきます。 これから3年間の過ごし方で、皆さんの人生が変わると言っても過言ではありません。すべての人に平等に与えられているこの3年間という時間を、どのように過ごすかで大きく差がつきます。 画家である「パブロ・ピカソ」が、『できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。』との名言を残しています。何かにひたむきに取り組み、努力して、できると自分を信じ続け、本気で考えて行動することができれば、何かができるようになります。そして、「やればできる」、「やってみたらできた」という手応えを、この鴨方高校で、是非体験して欲しいと思っています。

 3年後の卒業を迎えた時、自分は鴨方高校に来て、「このような事を精一杯頑張ったんだ」と言える学校生活を送っていただきたいと思っています。  

 結びに、保護者の皆様、本日からお預かりしましたお子様が、本校のスローガンである「自分の生き方は、自分で決める」力をつけられるよう、教職員一同、全力を尽くす所存でございますが、学校と家庭との互いの理解、協力があってこそ成果が上がるものと考えております。そのためには、学校行事やPTA活動などの取り組みに積極的にご参加いただくとともに、日々の密なる連携を、是非ともお願いしたいと思います。  今後とも本校の教育方針に深くご理解を賜り、お子様の成長、飛躍のために、一層のご支援、ご協力をいただきますようよろしくお願いします。  入学式にあたり、本日入学された生徒の皆さんが、本校で大きく成長し、地域社会に貢献できる人材として育つことを祈念し、式辞といたします。  

  令和2年4月9日

岡山県立鴨方高等学校長

 石 井 孝 典


流域高校生絵画展

 3月3日(火)~3月8日(日)まで倉敷市立美術館で「第20回流域高校生絵画展」が開催されました。これは高梁川流域にある高等学校17校から募集された151点の絵画作品の展覧会です。鴨方高校からは11名が出品し、そのうち2名が入賞(佳作2名)しました。


「臨時休業」を前向きに生かそう!

 「臨時休業」を前向きに生かそう!!  

生徒のみなさん、家庭で元気に過ごしていることと思います。「新型コロナウイルス感染症対策」のため、学校が臨時休業となってしまいました。各地域において、感染拡大を防止する努力がなされていますが、今がまさに感染の流行を早期に収束させるために極めて重要な時期であり、集団で生徒が生活する学校において大規模な感染リスクを事前に予防するという観点からの対応です。今後も、感染予防に努め、元気に過ごしてください。そこで、家庭での自由な時間が十分あるこの機に、次の三つのことを各自で考えたり、振り返ったりする時間として、前向きに生かしてください。学校が始まった時に、きっと、新たな気持ちで、より充実した学校生活を送ることができるのではないかと思います。

一つ目  新年度からの目標を考えてみよう。

今までに思い浮かんだ、将来の「夢」や「進路」を振り返り、それを実現させるためには、どんなことをすれば良いのか考えてみよう。

二つ目  「できた!」を増やす事を考えてみよう。

  「分かった」「できるようになった」等の喜びを思い出し、どんな姿勢で取り組めばそんな学校生活が過ごせるのかを考えてみよう。

三つ目  日々の過ごし方を考えてみよう。

 「自分を」、「周りを」大切にするために、自分の「良いところ」「改めたら良いところ」を整理し、納得できる「生き方」を考えてみよう。

私は、鴨方高校生全員が、何かに向けて「頑張りたい」、「取り組んでいきたい」という気持ちを、心の奥底に秘めて日々を過ごしてくれていると思っています。しかし、「心」や「身体」の成長の真っ只中で、人間関係などの初めてぶつかるような出来事の狭間で、思い通りにいかないことも多いかと思います。でも、人としての成長には必要な時期であり、今の自分を本気で考えることがとても大切な時です。今回の「臨時休業」のこの期間を、各自で今までの自分を振り返り、自分の可能性を伸ばすことにつながる期間となるように過ごして欲しいと思っています。新たな一歩を踏み出す準備をしましょう。新年度には、より成長した皆さんに会えることを期待しています。

令和2年3月13日

  岡山県立鴨方高等学校長 石井孝典 

 


Asakuchi Dance Festival2020 一般の部優勝!

2/2(日)に行われたNPO法人あさくちスポーツクラブ遊ぶところ主催のAsakuchi Dance Festivalに鴨方高校ダンス部2年生と1年生でそれぞれがチームを作って参加しました。1年生はゾンビの衣装で迫力あるダンスを、2年生は和と洋を合わせた盛り上がりのあるダンスを披露し、見事2年生のチームが一般の部で優勝することができました。 自分たちらしいダンスが表現できたので良かったです。

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卒業式「新たな船出」

3/1(日)に令和元年度卒業証書授与式を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、在校生・来賓のいない初めての形での卒業式となりましたが、3年間通い続けた学校とお別れを告げ、それぞれの楽しかった学校生活に思いを馳せていました。答辞では、後輩や教員、そして何より支え続けてくれた保護者の方への思いを述べ、とても素晴らしい式でした。

以下校長挨拶

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