令和6年度対面式が行われました。

4月11日(水)、対面式が行われました。2・3年生を代表して生徒会長から1年生へ、「いろいろなことにチャレンジして鴨方高校での生活を一生懸命楽しんでください。」という歓迎の言葉が述べられました。その言葉を受け、1年生代表からは「一日も早く学校生活に慣れ、部活動や生徒会行事などを通して先輩方と交流を深め、たくさんの思い出を作っていきたいと思います。」とあいさつがありました。


令和6年度入学式を本校体育館で挙行しました

4月9日(火)令和6年度入学式が本校体育館で挙行されました。今年度は29期生 95名が、鴨方高校の新たな仲間に加わりました。それぞれが決意や目標を胸に抱き、鴨高生としての一歩を踏み出しました。校長先生のお話を真剣に聞く姿は清々しく、頼もしく思いました。

久常宏栄校長 式辞

 すがすがしい春の息吹を感じる今日の佳き日、PTA会長山下亜希子様をはじめ、多くの保護者の皆様に御臨席いただき、岡山県立鴨方高等学校令和六年度入学式をかくも厳粛に挙行できますことは、本校関係者にとりまして大きな喜びであります。

保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお慶び申し上げます。

ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。希望に眼を輝かせ新たな一歩を踏み出そうとする皆さんを本校に迎えることを、嬉しくそして頼もしく感じています。

本校は、明治四十一年に創立された観生(かんせい)女学校に始まり、教育熱心なこの鴨方の地で、創立百十七年を迎えた伝統ある高等学校です。二万二千人を超える卒業生の方々は、地元浅口市はもちろん、全国各地で活躍しておられます。新入生の皆さんは、そうした歴史と伝統ある本校に入学したことを誇りに思い、鴨方高校生としての自覚をもって、限りない可能性を求めて、様々な活動に取り組んでください。

さて、皆さんは九年間の義務教育を終え今日から高校生になります。昨年まで学んできた義務教育と今日から始まる高校教育では何が違うと思いますか。子どもが小学校、中学校で学ぶ義務があるわけではありません。義務教育とは、保護者が子どもを小学校、中学校で学ばせる義務を負うものです。しかし、高校は違います。皆さんの保護者には、皆さんを高校で学ばせる義務はありません。保護者の皆さんが高校に通わせてくださるのは、皆さんが自らの意思で選択した「高校で学びたい」との思いを叶えるためなのです。皆さんには、この保護者の思いに応える義務があります。では、どのようにすれば保護者の皆さんの思いに応えられるでしょうか。

それは、高校生になった皆さん一人一人が志を立て、その実現に向けて本校での学びに真摯に向き合うことです。

ただ、志を立てるといってもまだ夢が見つからない、自分が何をしたいのかわからないという人もいるかもしれません。しかし、心配することはありません。本校では、皆さんが自らを高めることができる様々な環境を用意しています。総合学科の特長を生かし4系列9モデルの一人一人にあった実践的な学びを提供するとともに、地域の協力のもと、多くの体験活動や本物に触れる機会がたくさんあります。多様な価値観に触れる中で皆さんが本当にやりたいことが見つかるはずです。そして、ここに集う仲間たちと語りあい、互いに切磋琢磨すれば、自らの視野を広げ、人間力を高めることができます。

入学にあたり、皆さんが本校での高校生活をより豊かにするために二つのことをお願いします。

一つ目は「自分を大切にすること」です。

自分を大切にするとは、「私はかけがえのない存在である」ということを自覚することです。同じようにあなたの隣にいる同級生も、そして、ここにいるすべての人がかけがえのない存在です。かけがえのない存在同士、お互いに思いやりを持って高校生活を送ってもらいたいと思います。また、かけがえのない存在であると同時に、「可能性を秘めた原石」であることも自覚してください。決して、自分なんてと・・思わずに、自分の可能性を信じて自分磨きをすることも自分を大切にすることになります。

二つ目は「チャレンジすること」です。これが自分を磨く方法の一つです。チャレンジは大きなことでなくてかまいません。自分から声をかけてみよう、新しい部活動に入ってみよう、地域でボランティアをやってみようなど、人によって異なると思いますが、それぞれが一歩踏み出しチャレンジしましょう。一歩踏み出すと見える景色も変わってきます。チャレンジすることで皆さんの将来も変わってくるはずです。もし、うまくいかなかったらどうしようと心配するかもしれませんが、大丈夫です。失敗は、次にどうすればいいか考えるヒントになる貴重な体験です。高校三年間で多くの経験することが社会に出てから、打たれ強くしぶとい人間に成長させてくれます。

これから三年間の過ごし方で、皆さんの人生が変わります。すべての人に平等に与えられているこの三年間という時間を、どのように過ごすかはあなた次第です。あなたの未来はあなたに託されています。

彫刻家で詩人の高村光太郎の詩の一文を紹介します。

「僕の前には道がない 

僕の後ろに道はできる」

皆さんもここ鴨方高校で自らが歩んで「自分の道」をつくっていきましょう。

最後に保護者の皆様にお願いがあります。高校での三年間は、人生の方向性を決定する上でとても大切な、また、悩みや苦しみの多い時期でもあります。御家庭におかれましても、お子様が自分の考えを自分の言葉でしっかりと伝えられるように御支援いただき、自立を後押ししていただきたいと思います。本校では、全ての教職員が力を結集して、お子様一人一人を大切にし、大人、すなわち「自己決定できる存在」へと成長させるとともに、社会へ円滑に踏み出していけるよう全力でサポートします。どうか保護者の皆様方におかれましても、本校と緊密な連携を図っていただきますとともに、力強い御支援、御協力をいただきますようお願い申し上げます。 入学式にあたり、本日入学された生徒の皆さんが、本校で大きく成長し、地域社会に貢献できる人材として育つことを祈念し、式辞といたします。


令和6年度 新任式・1学期始業式が行われました。

4月8日、令和6年度の新任式・1学期始業式が行われました。新しい教職員を迎え、新体制での新年度の始まりです。新しく着任された校長先生からは、さらに魅力ある鴨方高校にするために「コミュニケーション力を大切に」しながら、「チャレンジする力を身につけ」、さらに「自分や周りの人を思いやろう」というお話がありました。生徒のみなさんは、それぞれ高い目標を掲げ、充実した高校生活となるように頑張りましょう。

校長式辞

令和6年度1学期始業式               R6.4.8 

皆さんおはようございます。新しい学年に進み、それぞれの決意を新たにしていることと思います。

  3年生の皆さんはいよいよ、将来を決める大切な1年になります。将来の目標に向けて、まずは、進学や就職に向けて全力を尽くしてください。

  2年生の皆さんは、将来、自分がなりたい姿を思い描き、本校の中堅として、その夢の実現に向けて実力を養ってください。

明日は、入学式があり、皆さんの後輩となる1年生が入ってきます。 新たな出会いを大切にし、日々の学校生活を気持ちよく過ごせるよう、優しい先輩として接してください。

では、私から皆さんに今年1年、意識してもらいたいことが3つあります。

「思いやり」「コミュニケーション力」「チャレンジ」です

高校は社会に出る前の猶予期間、訓練期間だと思ってください。

あと1年または2年で社会に出る準備をしてもらいたいと思います。

まず、思いやりについてです。

思いやりを持って行動することは当然のことですが、まずは自分を大切にすることです。皆さんは自分のことが好きですか?

皆さんはそのままでかけがえのない存在です。あなたも、あなたの隣にいるあなたも、・・みんなそれぞれ大切な存在です。それぞれが個性豊かで、みんな違ってみんないいんです。だから、自分を大切にするように周りの人も大切に思いやりをもって行動していきましょう。

次に、コミュニケーション力についてです。

コミュニケーションというと話すことをイメージしがちですが聞くことも大切なコミュニケーションです。もちろん、話すことも大事です。自分の思いを自分の言葉で伝えることができるよう、少しずつ練習をしていきましょう。

伝えることができるようになったら、伝わるようにしていきましょう。「伝える」と「伝わる」の違いは何か?考えながら積極的にコミュニケーションをしてみましょう。

最後に今年の最も意識してほしいことはチャレンジすることです。

さっき将来の目標とか、将来、自分がなりたい姿とか言いましたが、皆さんには夢はありますか?

実はまだよくわからないという人もいるのではないかと思います。そんな人は迷わずいろんなことにチャレンジしてみてください。

運のいいことに本校にはたくさんの講座や地域での活動があります。だから、授業でもコンテストでもボランティアでも、先生からこんなのがあるんだけどやってみない?・・といわれたら「はい」と快くやってみましょう。自分で気づかなかった才能に気づけたりや様々な人と出会うことで自分の将来のヒントになったりすることがあるはずです。

もしうまくいかなかったらどうしようと心配するかもしれませんが、大丈夫です。失敗は、経験です。次にどうすればいいか考えるヒントになる貴重な体験です。就職や進学をして、外の社会にでると高校ほど一人一人に関わってもらえません。ぜひ、いろいろな意味で守られている高校生のときに多くの経験を積んで、社会で生き抜いていける力、転んでも立ち上がれる力を身につけましょう。

生き抜いていく力というと強さをイメージするかもしれませんが、自分の強み・弱みを理解すること、困ったら助けてといえる力も必要です。自然科学者のダーウィンがその進化論の中で「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは変化できる者である。」と言っています。

ただがむしゃらに前に進むのではなく、今までのやり方でうまくいかないとき、だったらこうしてみたらと視点を変えることも大切で、皆さんが行っている探究に繋がります。

ではこの1年で自分はこう成長したといえるように行動していきましょう。 どのように行動するかはあなた次第です。あなたの未来はあなたに託されています。もしかしたらあなたの一歩が世の中を変える一歩になるかもしれません。世の中はチャレンジできる人を求めています。

 そして、先ほども言いましたが、学校の魅力は生徒の皆さんです。だから、皆さんにもっともっと魅力的になってもらいたいと思っています。

ここにいる全員が一歩踏み出しチャレンジすることで鴨方高校ももっと前進するはずです。

では、今年1年変化を楽しんでチャレンジしてみましょう。

皆さんの今年1年の活躍に期待して、一学期始業式の言葉とします。


3学期終業式と表彰伝達式が行われました。

3月21日、3学期終業式が体育館で行われました。1年の締めくくりとして、校長先生、進路課、生徒課より新年度に向けてのお話がありました。春休みに入りますが、体調管理に留意し、新年度を迎えましょう。次に、表彰伝達式の内容と校長式辞を掲載いたします。

全国商業高等学校協会主催 第97回簿記実務検定 2級合格

日本数学検定協会主催 実用数学技能検定実用数学技能検定 準2級

日本数学検定協会主催 実用数学技能検定

実用数学技能検定 準2級合格 3級 1次 計算技能検定準2級

日本書写技能検定協会主催 第3回文部科学省後援毛筆書写技能検定 3級合格

県立玉島高校主催 第5回探究活動プレゼンテーションアワード グッドコンテンツ賞

学校法人大原学園主催 第60回高校生対象マンガコンクール 入選  佳良賞

多読賞

1年間皆勤賞

3学期 終業式 式辞

本日で、令和5年度が終了します。今年度の初めに、「授業を大切に」する「授業以外の活動にも積極的に取り組む」ことに加えて、「夢を持つ」ことができるよう、キャリア教育などの進路学習に積極的に取り組んでほしいことを伝えました。1年間を振り返ってみて、どうだったでしょうか。
1年生で履修する「産業社会と人間」や各学年の「総合的な探究の時間」で実施している「職業別体験学習」「系列別交流学習」などは、キャリア教育として、県下の高等学校の中でも優れた取組です。様々な職業について直接話が聞けたり、体験をすることができたりすることは、県下のどこの高等学校でもこれほどやっているわけではありません。皆さんは、そういった教育を受けていることに誇りを持ってほしいです。また、校外での探究活動の発表や、検定やコンクールなどにもチャレンジしてくれる人も増えてきています。鴨高でしかできないことや鴨高だからできることはたくさんあります。
こういったことを含めて、今後、鴨方高校が人気校になるために、皆さんに取り組んでほしいことが2つあります。一つめは、「高い進路実績の実現」です。先ほど話した、キャリア教育を土台として、少し高い目標にチャレンジしてほしいと思っています。それを達成するためには皆さんの努力が必要です。2つめは「部活動などの生徒会活動の活性化」です。高校時代の部活動は皆さんが将来社会人になるときの人間性を育むことに大いに役に立ちます。この2つのことに取り組んでくれたとき、よい結果を得ることができたら更に鴨方高校の人気が上がると考えています。このことを踏まえて、生徒の皆さん一人一人が、この春休み中に、来年度の目標を考えてみてください。
最後に、4月に登校してくるときは、2年生は最上級生に、1年生は中心となって活動する学年となっています。春休みの間は、課題をこなすことはもちろん、先ほど話した目標をしっかり考えてください。皆さんがやってやるぞという意気込みを持って、令和6年度の始業式に登校してくれることを願って、3学期終業式の式辞といたします。


令和5年度卒業証書授与式

3月1日、令和5年度卒業証書授与式を挙行いたしました。 岡山県立鴨方高等学校総合学科68名が3年間の教育課程を修了し、社会へと旅立ちました。答辞では、後輩や教員、そして何より支え続けてくれた保護者の方への感謝の思いが伝えられ、厳粛で素晴らしい式となりました。最後のHRでは、ひとりひとりが担任の先生から卒業証書を受け取り、先生方からの温かいメッセージを真剣に聞いている姿が見られました。